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スポーツ観戦をもっと安全に。スタジアムで広がるRED SEATの取り組み

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スポーツ会場だからこその課題

スポーツ観戦では、数千人から数万人もの観客が一つの会場に集まります。もし、その中で誰かが突然心停止を起こしたらどうでしょうか。心停止では、AEDを1分でも早く使用することが救命率を大きく左右すると言われています。しかし、広いスタジアムや競技場ではAEDの設置場所を知らない観客も多く、いざという時に素早くAEDを届けることは簡単ではありません。

高校生が考えた「RED SEAT」

そんな課題に着目して生まれたのが「RED SEAT(レッドシート)」です。このアイデアを考えたのは、スポーツ好きの高校生たちでした。RED SEATとは、観客席の一部を「AEDを届ける役割を担う人」のための座席として設定する取り組みです。RED SEATに座る人は、あらかじめAEDの設置場所を確認しておき、万が一会場内で心停止が発生した際にはAEDを運ぶサポートを行います。

特別な設備がなくても始められる

この仕組みの大きな特徴は、特別な設備や高額な機器を必要としないことです。すでに会場に設置されているAEDを活用するため、大きな費用をかけずに導入することができます。実際にこの取り組みは、ラグビーのプロリーグ「リーグワン」のチームでも導入されました。背景には、過去に観客席で心停止が発生した経験から、「観客の救護体制も大切にしたい」という思いがあったそうです。

AEDは「届ける仕組み」も大切

AEDは設置されているだけでは十分とは言えません。必要な時に、必要な場所へ、できるだけ早く届けられることが重要です。RED SEATは、観客自身が救命活動に参加する新しい取り組みとして注目されています。「AEDを設置する」から「AEDを確実に届ける」へ。そんな発想から生まれたRED SEATが、今後さらに多くのスタジアムや競技場へ広がり、安心してスポーツ観戦を楽しめる環境づくりにつながっていくと良いですね。

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