電話の向こうには救命のプロがいる
2026.07.22 コラム
119番通報は救急車を呼ぶだけではありません
人が突然倒れた時、多くの方はまず119番通報をすると思います。実は119番通報には、救急車を要請するだけではない大切な役割があります。電話に出る通信指令員は、状況を確認しながら必要に応じて胸骨圧迫やAEDの使用方法について口頭で指導を行っています。
通信指令員が救命をサポート
「心肺蘇生法を習ったことがない」「AEDを使ったことがない」そんな方でも、通信指令員の指示を受けながら救命処置を始めることができるのです。世界でも救命率が高いことで知られるアメリカ・シアトルでは、市民による心肺蘇生法の実施率が非常に高いとされています。その背景には、通信指令員による口頭指導の存在があると言われています。
スピーカー機能を活用しよう
日本でも、心停止の現場で居合わせた人による心肺蘇生法の実施率は年々向上しており、各地で救命率向上に向けた取り組みが進められています。また、現在はほとんどの方が携帯電話を持ち歩いています。スピーカー機能(ハンズフリー機能)を使えば、通信指令員の指示を聞きながら胸骨圧迫を続けることも可能です。
迷ったら、まず119番へ
救命の現場では、「自分にはできない」と思ってしまう方も少なくありません。しかし、そんな時こそ119番通報をしてください。通信指令員は、救急車が到着するまでの間、救命活動をサポートしてくれる心強い存在です。もし目の前で人が倒れたら、一人で抱え込まず、まずは119番へ。電話の向こうには、救命を支えてくれるプロがいます。

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