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呼吸をしているように見えても安心できない?

呼吸の判断は意外と難しい

AEDや心肺蘇生法の説明で、「意識がなく、呼吸をしていない場合は胸骨圧迫やAEDを使用しましょう」と聞いたことがある方も多いと思います。しかし、実際には「呼吸をしているのかどうか」の判断が難しいことがあります。

「死戦期呼吸」を知っていますか?

心停止を起こした人の中には、「死戦期呼吸(しせんきこきゅう)」と呼ばれる特別な呼吸のような動きが見られることがあります。これは「あえぐような呼吸」や「しゃくり上げるような呼吸」で、一見すると呼吸をしているように見えることがあります。ところが、この死戦期呼吸は正常な呼吸ではありません。心停止した人の約半数に見られるとされており、命が危険な状態であるサインの一つです。

「普段どおりの呼吸か」が大切

そのため、意識がなく、呼吸が不規則だったり、あえぐような呼吸だったりする場合は、「呼吸あり」と判断せず、心停止を疑うことが大切です。一般の方にとって呼吸の判断は難しいものです。しかし、救命講習などでも「普段どおりの呼吸でなければ心停止を疑う」という考え方が紹介されています。

迷ったら119番通報と胸骨圧迫を

もし目の前で人が倒れ、意識がなく、呼吸が普段どおりではないと感じたら、すぐに119番通報を行い、胸骨圧迫を開始しましょう。そして、近くにAEDがあればできるだけ早く手配することが大切です。いざという時に慌てないためにも、「呼吸をしているように見えても安心できない場合がある」ということを知っておきたいですね。

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