女性へのAED使用で迷わないために
2026.07.08 コラム
女性へのAED使用にためらいを感じる理由
AEDは、心停止になった人の命を救うために欠かせない医療機器です。しかし、女性が倒れた場合に「AEDを使ってよいのだろうか」とためらってしまう方もいるかもしれません。実際に行われた調査では、学校内で心停止となった生徒への救命処置について、胸骨圧迫の実施率には男女差があまり見られなかった一方で、AEDのパッド装着率は男子高校生より女子高校生の方が低いという結果が報告されています。その背景には、「服を脱がせることへの抵抗」や「プライバシーへの配慮」があると考えられています。
AEDは服をすべて脱がせる必要はありません
しかし、心停止の救命では時間との勝負です。AEDの使用が遅れることで、助かる可能性が低くなってしまいます。AEDを使用する際は、必ずしも服をすべて脱がせる必要はありません。パッドを貼る部分の素肌が見えれば使用できます。また、ブラジャーを避けてパッドを貼ることができれば、無理に外す必要はないとされています。
プライバシーへの配慮も忘れずに
さらに、AEDのパッドを貼った後は、上着やタオルなどを掛けてプライバシーに配慮することもできます。実際の救命現場では、周囲の人が協力して衣類やタオルなどで目隠しを作り、プライバシーを守りながらAEDを使用した事例もあります。
命を守ることを最優先に
大切なのは、「恥ずかしいかもしれないから」とためらうことではなく、まず命を守る行動を取ることです。もし目の前で人が倒れたら、性別に関係なくAEDをためらわずに使用することが重要です。そして、周囲の人と協力しながらプライバシーにも配慮する。この両方を意識することが、より良い救命につながるのではないでしょうか。
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